■事業拡大に向けた取り組み
――現在「サンプル百貨店」を軸に、携帯キャリア事業者との連携や日本テレビとの新会社設立など様々な領域に手を拡げていますが、どこを目指してこういった取り組みを進めているのですか?
主な目的は利用者の拡大です。ターゲットユーザーは20歳未満のお子様がいらっしゃるファミリー層で、約1200万世帯あります。競争が激化しているので、早く浸透させてシェアを取らないといけない。この数年が重要で、スピード勝負です。広告宣伝等のマーケティング活動を通じて粛々と会員を増やし続けていますが、さらなる成長を獲得するために携帯キャリア事業者様との連携は非常に重要でした。
1200万世帯というとざっくりした数字にみえますが、消費活動の中心は女性。30~50代女性からの認知を得るには、テレビの力が非常に大きい。キー局No.1である日本テレビ様との資本提携から合弁会社を早期に作れたことには、とても感謝しています。
1200万世帯というとざっくりした数字にみえますが、消費活動の中心は女性。30~50代女性からの認知を得るには、テレビの力が非常に大きい。キー局No.1である日本テレビ様との資本提携から合弁会社を早期に作れたことには、とても感謝しています。
――事業を更に伸ばしていくためには何が大切だと考えていますか?
事業を守る、永続性という視点では「安心・安全、信頼」がキーワードです。サービスの特性上、直接摂取したり、肌に触れたりするものが商品の大半を占めていますので、この言葉を重視しています。
攻めの視点では、高い目標を掲げて各論を精査すること。IT業界は進化が早いので、1年で売上が倍、コストは半減ということが起こり得る世界です。ポジションを維持向上させるためには競合優位性を意識しながら、施策の実行速度を上げる。そうしたマインドのもと、弊社の事業では良質な商品を適正価格・配送品質でお届けできること、また、時代にあった機能と多くの方々に受ける仕組みを提供し続けることが大切だと考えています。
攻めの視点では、高い目標を掲げて各論を精査すること。IT業界は進化が早いので、1年で売上が倍、コストは半減ということが起こり得る世界です。ポジションを維持向上させるためには競合優位性を意識しながら、施策の実行速度を上げる。そうしたマインドのもと、弊社の事業では良質な商品を適正価格・配送品質でお届けできること、また、時代にあった機能と多くの方々に受ける仕組みを提供し続けることが大切だと考えています。
■豊かな消費体験を支援する
――2013年に社名をオールアバウトライフマーケティングに変更し、土門さんが代表についてから会社の理念は新たに策定したのですか?
「生活者の声を活かして商品・売り場作りに貢献し、豊かな消費体験を支援する。」という経営理念を掲げています。先ほどもお伝えしましたが、サンプリングサービスを通じて、利用者の声がたくさん集まるんですね。それも無料ではなくてお金を払って試しているので、皆さん真剣なご意見を言ってきます。無料だと「タダでいただけて嬉しかったです」とか「ありがとうございました」といったややもすると薄い言葉が多くなりがちですが、我々の場合、味や香り、質感、さらにはパッケージ等についても深いコメントが寄せられます。
メーカー企業の方も参考にしており、デザインを変更してみましたとか、キャップの形状を変えて漏れづらくしてみました、といったお話をうかがいます。試した人の声を企業にお届けすることで、改善した商品が流通し、より良いモノが享受できるようになる。
こういう循環が周っていくと、豊かな消費体験に繋がるのではないかと思っています。我々もそこに貢献していくことを常に心がけてサービスを提供していきたいです。
メーカー企業の方も参考にしており、デザインを変更してみましたとか、キャップの形状を変えて漏れづらくしてみました、といったお話をうかがいます。試した人の声を企業にお届けすることで、改善した商品が流通し、より良いモノが享受できるようになる。
こういう循環が周っていくと、豊かな消費体験に繋がるのではないかと思っています。我々もそこに貢献していくことを常に心がけてサービスを提供していきたいです。
――事業拡大に向けて、各職種で絶賛人材募集中とのことですが?
現在約70名の規模で運営しており、各専門分野でスキルの高いスタッフが活躍しています。有望なEC市場で会社と個人の成長を重ねて体感できるのはきっと面白いと思います。チャレンジ精神旺盛な方にとっては居心地の良い職場じゃないでしょうか。
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