■「土居さんに聞こう」と思われる存在へ。MVPにつながった仕事の流儀
ーさまざまな案件を推進し、目標達成に貢献した功績から、2025年度の通期MVPを受賞されています。受賞が決まったときは、どんなお気持ちでしたか?
素直にうれしかったです。私はもともと自己評価があまり高くないので、頑張ったことよりも反省点に目が向いてしまうんです。それでも2025年度は、「自分を褒めるしかない」と思えるくらい、やり切った実感があります。あまりにも忙しく、上司である西川さんにも「取材に行ってください」「原稿チェックをお願いします」と頼っていたくらいです(笑)。
一方で、戸惑いもありました。成果を出せたのは私一人の力ではなく、グローバル推進室のみんなが頑張った結果です。「私一人が受賞していいのかな」という気持ちもありました。
一方で、戸惑いもありました。成果を出せたのは私一人の力ではなく、グローバル推進室のみんなが頑張った結果です。「私一人が受賞していいのかな」という気持ちもありました。
ーどのような取り組みが、MVP受賞につながったと考えていますか?
多言語解説のプロジェクトを推進したことは大きかったと思います。そこから派生し、こちらから新たなご提案をしたこともありました。
ただ、特定の案件で何か大きな成果を出したからというよりも、これまでやってきたことを総合的に評価していただいたのだと思います。
国立公園に関わるプロジェクトでも、長くご一緒してきた方々との間に信頼関係ができています。「こういう場合はどうしたらいいでしょう」「まず土居さんに聞いてみよう」と相談していただける機会が増えました。そうした関係が、次の提案や継続的な仕事につながっているのだと思います。
ただ、特定の案件で何か大きな成果を出したからというよりも、これまでやってきたことを総合的に評価していただいたのだと思います。
国立公園に関わるプロジェクトでも、長くご一緒してきた方々との間に信頼関係ができています。「こういう場合はどうしたらいいでしょう」「まず土居さんに聞いてみよう」と相談していただける機会が増えました。そうした関係が、次の提案や継続的な仕事につながっているのだと思います。
ークライアントとの信頼関係を築くために、意識していることはありますか?
特別なことをしている意識はありませんが、仕事をする上で、昔から大切にしている考え方があります。
「自分らしいプロ」として、頼られる存在になること。途中で諦めず、「最後の一滴まで尽くす」こと。仲間と意見を出し合いながら「共創」すること。そして、「クライアントとチームになる」ことです。
こちらから提案はしますが、一方的に意見を伝えるだけでなく、相手の話をしっかり聞き、議論しながらつくっていく。そのプロセスを大切にすることが、結果として信頼につながっているのかもしれません。
「自分らしいプロ」として、頼られる存在になること。途中で諦めず、「最後の一滴まで尽くす」こと。仲間と意見を出し合いながら「共創」すること。そして、「クライアントとチームになる」ことです。
こちらから提案はしますが、一方的に意見を伝えるだけでなく、相手の話をしっかり聞き、議論しながらつくっていく。そのプロセスを大切にすることが、結果として信頼につながっているのかもしれません。
ー素敵な考え方ですね。
これらの大切にしたい考え方は手書きのメモにして、忘れそうなときに立ち返れるよう、いつも持ち歩いているんです。子どもが生まれてから、このメモに「息子に誇れる自分でいる」という新たな項目が加わりました。
■国立公園の仕事を続け、仲間を支える存在になりたい
ー2019年の入社時の記事では、「仕事も遊びも本気です」と話していました。この思いは、今も変わりませんか?
基本的には変わりません。ただ、子どもが生まれてからは、沢登りや山スキーなど、危険を伴う登山は控えるようになりました。
今は、息子と歩いて登れる山に出かけています。どんぐりを拾ったり、虫を見つけたりしながら歩いて、「疲れた」と言う息子をお菓子で励ましながら、一緒に山を楽しんでいます。
基本的には変わりません。ただ、子どもが生まれてからは、沢登りや山スキーなど、危険を伴う登山は控えるようになりました。
今は、息子と歩いて登れる山に出かけています。どんぐりを拾ったり、虫を見つけたりしながら歩いて、「疲れた」と言う息子をお菓子で励ましながら、一緒に山を楽しんでいます。
ー今後、グローバル推進室で挑戦していきたいことはありますか?
国立公園に関わる冊子制作は、これからも継続していきたいです。これまで14の国立公園の冊子制作に携わってきました。今後も一つひとつ実績を積み重ね、いつか全国35の国立公園すべてに関わることができたら感無量ですね。
広告の仕事は、ディレクターの名前が表に出ることはほとんどありません。でも、このプロジェクトでは、冊子の奥付に自分の名前が載ります。縁の下の力持ちでいいと思っている一方で、自分が関わった証しが形として残るのは、素直にうれしいです。
広告の仕事は、ディレクターの名前が表に出ることはほとんどありません。でも、このプロジェクトでは、冊子の奥付に自分の名前が載ります。縁の下の力持ちでいいと思っている一方で、自分が関わった証しが形として残るのは、素直にうれしいです。
ーこれからのキャリアについては、どう考えていますか?
まだわからないことも、勉強しなければいけないことも山ほどありますが、さまざまな経験を積む中で、幅広い案件に対応する力は身についてきたと思います。これからは、自分が前に進むだけではなく、後輩や新しく入ってきたメンバーを支えられる、頼ってもらえる存在になりたいですね。
ー土居さんが「最後の一滴まで尽くす」姿勢で仕事に向き合ってきた積み重ねが、クライアントや仲間からの信頼につながっているのだと感じました。ありがとうございました。
(取材・文/高橋三保子)
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