「最後の一滴まで尽くす」。日本の魅力を発信する、猪突猛進型クリエイターの仕事
グローバル推進室で日本各地の魅力を国内外に伝えるプロジェクトに携わる土居さん。企画から取材、制作、進行管理まで幅広く担い、2025年度通期MVPを受賞しました。そんな土居さんに、仕事への向き合い方、クライアントや仲間と信頼を築くために大切にしていることを聞きました。
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グローバル推進室 土居
大阪芸術大学卒業後、広告代理店や制作会社で、企画、コピーライティング、制作ディレクションなどを経験。その後、Web制作会社でWebサイトやアプリの企画・設計、プロジェクトマネジメントに携わる。2019年、オールアバウトに入社。現在はグローバル推進室のプロジェクトマネジャー/ディレクターとして、訪日外国人旅行者に向けた情報発信や、国立公園に関わるプロジェクトを担当する。2025年度通期MVP受賞。 |
■企画から制作までを動かす。広告業界で磨いたディレクション力
ーはじめに、現在のお仕事について教えてください。
訪日外国人旅行者に向けた情報発信や、官公庁・自治体と連携した事業を手がけるグローバル推進室で、プロジェクトマネジャー/ディレクターを務めています。企画から取材、制作、進行管理まで幅広く担当しています。
ー土居さんは、芸術大学のご出身だそうですね。
イベントの企画運営に興味があったんです。大学では、絵画や映像、写真、音楽など幅広い分野に触れつつ、プロデュース全般を学びました。芸大には、特定の分野で突出した才能を持つ人がたくさんいます。そういう人たちを巻き込み、チームでひとつのものをつくり上げていくのが楽しくなっていったんです。
卒業後は、地元の広告代理店に入社しました。少人数の会社だったので、営業、企画、プレゼン、予算管理、ディレクションまで、一気通貫で携われたことは、いい経験になりましたね。
卒業後は、地元の広告代理店に入社しました。少人数の会社だったので、営業、企画、プレゼン、予算管理、ディレクションまで、一気通貫で携われたことは、いい経験になりましたね。
ーその後、オールアバウトに入社するまで、どんなキャリアを歩んできたのですか?
もっと広告の仕事をしたいと思い、上京して制作会社に転職しました。プランナー、コピーライター、ディレクターとして約10年間、さまざまな広告制作に携わりました。その後、仕事の幅を広げるためWeb制作会社へ移り、Webサイトやアプリの企画・設計、ディレクションを経験しました。
ーオールアバウトへの転職を考えたきっかけは?
Webの仕事は面白かったのですが、それまで長く経験してきた印刷物や広告制作の力を十分に生かせず、少し物足りなさも感じていました。Webに限定せず、さまざまな手法を使って企画や制作ができる環境を探す中で、オールアバウトのグローバル推進室に出会ったんです。
ー最終的にオールアバウトを選んだ決め手は?
直感に近いかもしれません。面接でお会いした当時のリーダーや江幡社長は、話しやすく、温かみがありながら、仕事に対する考え方には明確な軸がありました。ここで働く自分の姿を自然にイメージできたんです。あとはシンプルに、仕事内容が面白そうだという好奇心です。もともと日本文化が好きなので、日本の魅力を海外の方に伝える仕事に興味がありました。
登山も趣味なのですが、グローバル推進室で国立公園に関わるプロジェクトを手がけていると聞き、「仕事で山に登れるかもしれない」という期待も少しありましたね。
登山も趣味なのですが、グローバル推進室で国立公園に関わるプロジェクトを手がけていると聞き、「仕事で山に登れるかもしれない」という期待も少しありましたね。
■「ありがとう」が直接返ってくる仕事
ー土居さんは、どんなプロジェクトを担当しているのですか?
全国各地の観光スポットを多言語で解説するプロジェクトに長く携わってきたほか、最近では国立公園のインナーブランディングに関わる「国立公園ものがたり」の 冊子・動画の制作も手がけています。
ー入社時に抱いていた「仕事で山に登れるかもしれない」という期待は、実現しましたか?
はい。国立公園に関わるプロジェクトで、現地取材の際に登る機会は多いです。ただ、国立公園といっても人が暮らす地域も含まれているので、山ばかりではないですよ。
ー仕事のやりがいを感じる瞬間は?
制作したコンテンツに対して「ありがとう」と直接言っていただけることですね。例えば国立公園の仕事では、その土地で暮らす方々を訪ねて、自然とどう関わってきたのか、どんな活動をされてきたのかを伺い、冊子にまとめていきます。完成すると、ご一緒した環境省の方、地元の方、国立公園事務所の方など、皆さんが喜んでくださって。
広告の仕事では、制作物が世に出た後、見た方の反応が制作者まで届かないことも多いです。でも、現在私が担当しているプロジェクトでは、「こんなふうに活用しています」といったリアルな声を聞くことができます。自分たちがつくったものが役立っているという手応えを感じられることは、大きなやりがいです。
広告の仕事では、制作物が世に出た後、見た方の反応が制作者まで届かないことも多いです。でも、現在私が担当しているプロジェクトでは、「こんなふうに活用しています」といったリアルな声を聞くことができます。自分たちがつくったものが役立っているという手応えを感じられることは、大きなやりがいです。
ー一方で、大変さを感じることはありますか?
官公庁の案件は、冬が忙しいんです。1月から3月に納品や事業報告書の作成が集中します。同時に、翌年度の案件に向けた企画書も書かねばならず、本当に慌ただしいですね。まだ小さい息子がいるので、育児と両立しながら仕事の時間を確保することにも苦労しています。
ー取材に先立ち、上司の西川さんにお話を聞いたところ、土居さんのキャッチコピーとして「猪突猛進型クリエイター」という言葉をいただきました。
猪突猛進であることは間違いないですね(笑)。ディレクターとして、全体を俯瞰して見ることを大切にしていますが、気持ちは常に前のめりです。クライアントがかけてくださった費用に見合う効果を出すのが、私たちの仕事です。もっといいものをつくれる可能性があるなら、最後の一滴まで尽くしたい。その思いで一つひとつの仕事に向かっています。
キャパシティは大きいほうだと思いますが、安請け合いはしません。時間が足りなくなると、確認が粗くなり、ミスをする可能性も高まります。それは、事業上のリスクとして避けるべきことです。世に出す以上、「いいものをつくった」と言えるラインは、絶対に守りたいと思っています。
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