グループワーク①~ 最近自分が買った商品やサービスをほかの人に売り込む ~
まずは「マーケティング」の定義について、新卒社員それぞれのイメージを聞きながら、認識を合わせていきます。マーケティングとは「市場をつくる活動のこと」。その活動の本質を体感するため、最近自分が買った商品やサービスを、ほかの人に売り込むというワークを行います。実践してみると相手に“買いたい”と思わせるような売り込みをするのはなかなか難しそう。「うまく伝えるポイントは、ターゲットに応じたベネフィット、競合、検討プロセス(カスタマージャーニー)を想定し、ストーリーを組み立てることが重要」との解説がありました。
グループワーク②~ 4Kテレビを新卒社員に購入してもらうには? 新しい市場を開拓せよ! ~
次のグループワークの課題は、ターゲットを新卒社員自身、商品を4Kテレビとし、新しい市場をつくるための施策を考えるというもの。商品を利用する上で最も重要な人物モデル(ペルソナ)を深堀し、認知から行動に移るまでを時系列にストーリー化したカスタマージャーニーマップを作りながら、購買を促す施策を各グループで考えます。
そして、グループ別での施策の発表。各チームともペルソナをしっかりと想定し、ユニークな施策を展開。新社会人となり遠く離れた両親への恩返しに「最初のボーナスで親にテレビを」というムーブメントを起こす施策を提案したチームや、「アニメやライブ好きだけど、社会人になってイベントやライブに行く時間が全く取れなくなった……」という新社会人ならではのライフステージの変化に着目し、オタク心をくすぐる付加価値を提案したチームも。
このワークショップを通じて、マーケティング活動を行うにあたり、ペルソナを想定しカスタマージャーニーを描きながら各施策に落とし込んでいく手法や、ターゲットの潜在的なニーズを理解することの重要さなど、さまざまな学びや気づきを得られたようです。ここでオールアバウトの新卒社員がどんな感想を持ったのか、コメントを一部をご紹介します。
「今回の研修は、顧客について知るすべを知ることが一つの目的」という講師の方のコメントがとても印象的だった。実際のマーケティングではデータを用いることが多いが、データだけでは顧客について理解することはできず、データに対して考察をし、さらに今回の研修で用いた手法を使って顧客を理解することによって、効果的なマーケティングができることを学んだ。
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