第1回 よく踏み込んだで賞 石井さんの「わたしの踏み込み」
全方位へ惜しみなく「踏み込む」ことで、チームの垣根を越えてエンジニアチーム全体が活気づいた。社内エンジニアから“神”と崇められる石井さんの「踏み込み」を詳しく聞きました。
第1回よく踏み込んだで賞 受賞者:石井さん
2020年入社、システム部SREグループ所属。オールアバウトのSRE(Site Reliability Engineering)としてサービスインフラの安定性・信頼性の向上と運用プロセスの最適化を図る。 趣味はテニスとYouTubeを見ること。最近の悩みはコロナがきっかけでテニスをやらなくなってしまい体重が増えたこと。 |
新たなアワードが始動! 第1回「よく踏み込んだで賞」の表彰式を開催
2022年7月にスタートした「Way=日常をよりよくするプロジェクト」。その「Way」を具体的に体現した行動を称えるアワードが始まりました。今回は、先日行われた第1回表彰式の模様をレポートします。
■漠然と感じていたことの方向性を再確認できる「Way」
2022年7月に「Way=日常をよりよくするプロジェクト」が始動してから、社員一人ひとりがそれぞれの「踏み込み」を実践してきました。日常にある「自分の良い行動」や「周囲の人の良い行動」を投票し、その中から特に「Way」を体現した“踏み込んだ行動”を称える第1回「よく踏み込んだで賞」を受賞した、石井さんの「踏み込み」についてお聞きしていきます。
日々の取り組みを、目指す未来へつなぐWayプロジェクトとは
オールアバウトグループでは、「Way=日常をよりよくするプロジェクト」を2022年7月に始動。後編では代表・江幡をはじめとするボードメンバーにその想いを聞きました。
–このたびは第1回「よく踏み込んだで賞」の受賞、おめでとうございます。 自薦・他薦を含め54件のエントリーから栄えある受賞とのこと。ぜひ感想をお聞かせください。
ありがとうございます! 率直に嬉しかったです。普段の取り組みを周りから見ていただけていたんだなという嬉しさと、評価していただけたありがたさがあります。
表彰式で発表された石井さんの受賞理由
「自分・相手・社会・価値、全方位への踏み込み」などが高く評価されました
上長の甘粕さんから表彰状と副賞のレッドボールを授与
–まずは石井さんのお仕事について教えてください。
SRE(Site Reliability Engineering)という職種で、オールアバウトのサービスの基盤作りと品質改善を担当しています。具体的には、基盤構築・管理、パフォーマンス改善、自動化と標準化などを行っています。
ー昨年始まった「Way」について当初はどんなふうに感じられましたか?
最初は「踏み込む」ということについて、具体的にどういうことをしていけばいいんだろうという手探りの状態でした。ただ、試行錯誤するにつれて今まで自分が「こうしなければいけないよね」とか、「ここら辺まで踏み込まないといけないよね」と思っていたことが、「Way」とそんなにずれていないのかなと感じるようになりました。
「Way」は、何かをやるきっかけや再確認になったと思います。行ったことの方向性が間違っていなかったことを確認できたり、こうやりたい、やらなければと思っていたことの後押しになったりしました。
「Way」は、何かをやるきっかけや再確認になったと思います。行ったことの方向性が間違っていなかったことを確認できたり、こうやりたい、やらなければと思っていたことの後押しになったりしました。
■開発部の振り返り会議に参加し、コミュニケーションに「踏み込む」
ーSREとしての具体的な「踏み込み」について教えてください。
私が中途入社をしたのは2020年10月で、コロナ禍の真っただ中でした。SREチームのメンバーは私が早く新しい環境に慣れるよう最初の1ヵ月は週3~4日出社してくれていましたが、他部署の人たちとはほとんど画面越しという状況で、コミュニケーションの取りづらさを感じていました。
SREとして品質改善を考えていく上では、現場で起こっている事実を確認して課題を見極め、よりよい打ち手につなげないといけません。そこで、このままではいけないよねということで、システム部所属の私が月1回開発部の振り返り会議に参加させてもらうようにしました。
この会議は開発部の全員が出席し、今月何に取り組んだかをチームごとに発表します。振り返りの内容を聞いて「ここはどういう状況なんですか?」や「こうしたほうがいいと思うのですが、どうですか?」と自分からコミュニケーションを取るようにしました。そこが「踏み込み」として評価してもらったのではと思っています。そもそも私が入社してからの期間が短いので、話をしないと問題がどこにあるかわからないですし、話を聞く中で課題が見えてくることもあります。
長くオールアバウトにいる人にとっては問題だと気づいてないことでも、客観的に見ることで気づくことがあります。自分が持っているバックグラウンドの中から解決策を思いつくこともありました。
SREとして品質改善を考えていく上では、現場で起こっている事実を確認して課題を見極め、よりよい打ち手につなげないといけません。そこで、このままではいけないよねということで、システム部所属の私が月1回開発部の振り返り会議に参加させてもらうようにしました。
この会議は開発部の全員が出席し、今月何に取り組んだかをチームごとに発表します。振り返りの内容を聞いて「ここはどういう状況なんですか?」や「こうしたほうがいいと思うのですが、どうですか?」と自分からコミュニケーションを取るようにしました。そこが「踏み込み」として評価してもらったのではと思っています。そもそも私が入社してからの期間が短いので、話をしないと問題がどこにあるかわからないですし、話を聞く中で課題が見えてくることもあります。
長くオールアバウトにいる人にとっては問題だと気づいてないことでも、客観的に見ることで気づくことがあります。自分が持っているバックグラウンドの中から解決策を思いつくこともありました。
ーバックグラウンドというと、オールアバウトに入社前の経験が生かされているということでしょうか?
はい。私は33歳なんですが、オールアバウトに入る前に3社ほど経験していて、触れてきた技術が結構広いんです。そのうちの1社は自社のエンジニアを外に派遣する会社だったので、いろいろな会社に常駐する機会がありました。担当した会社数でいえば、6社を超えているので、そういった意味でも幅広く経験できたと思っています。
ー上司の甘粕さんは、石井さんのことを非常に高い行動力とパフォーマンスを持っていると評価されていて、石井さんのポテンシャルに触れた同僚からは“神エンジニア”とも呼ばれているとか。
エンジニアには、インフラの仕事と開発のコードを作る仕事と2つありますが、どちらかしかできないというのが「エンジニアあるある」なんです。また、インフラの中でも細分化されていて、この領域は得意だけれどもそれ以外はほとんどできないという人が結構いますが、私は良くも悪くもインフラと開発の両方をオールアバウトに入るまでに経験しているので比較的わかる範囲が広く、どういった話でもある程度理解できるところを評価いただいたのかなと思います。
■勉強会での補足説明で啓蒙活動、エンジニア全体が活気づく
ーまた、「よく踏み込んだで賞」の推薦コメントには、「TTB(チームテックボール)のイベントに自主的に参加し、エンジニア全体を巻き込む形でイベント創出している」とありました。詳しくお聞かせください。
TTBとは、オールアバウトグループを横断したエンジニア技術推進ユニットのことで、毎週金曜日にライトニングトークという形で誰か1人が自由なテーマで発表をしています。一通り話を聞いて「きっと、聞いてる人はここがわかっていないだろうな」と察すると、勝手に補足して説明するというようなことをやっていました。余計なおせっかいかもしれないんですけれども(笑)。
ーエンジニア全体が活気づいたといった推薦コメントがいっぱい寄せられたのはそういう理由なのですね。知見の広さと人柄で周りのエンジニアを巻き込んでいるのがよくわかりました。
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