第5回 よく踏み込んだで賞 泉さんの「わたしの踏み込み」
ひとりの「踏み込み」が、チーム全体を勇気づける。そんな経験をシェアしてくれたのは、開発部 マーケティング開発グループの泉さん。サービス開発のスピードアップに貢献し、第5回「よく踏み込んだで賞」を受賞した泉さんの、「Way=オールアバウトが大切にする仕事のやり方」や「踏み込み」ストーリーをお届けします。
2022年7月に「Way」が始動してから、社員一人ひとりがそれぞれの「踏み込み」を実践してきました。「よく踏み込んだで賞」は、日常にある「自分の良い行動」や「周囲の人の良い行動」を投票し、その中から特に「Way」を体現した“踏み込んだ行動”を称えるアワードです。今回は第5回の受賞者、泉さんの「踏み込み」についてお聞きしていきます。
開発部 マーケティング開発グループ所属 泉
2022年、新卒入社。エンジニアとして、PrimeAd BMPの開発を担当。 |
■日々の積み重ねで、「踏み込み」が日常に
ー「よく踏み込んだで賞」の受賞、おめでとうございます。受賞を知ったときはどんなお気持ちでしたか?
「よく踏み込んだで賞」は、ほかの社員からの推薦、あるいは自薦でもエントリーすることができます。今回、私は自薦で応募しました。受賞を知ったのは、全社員が参加するキックオフミーティングです。発表を聞いて、驚きました。「私の踏み込みを認めてもらえたんだ」とうれしかったです。
ー2022年の7月からスタートした「Way」については、どのように感じていましたか?
入社して数カ月が経ったころ、Wayが発表されました。理念としては理解できたものの、目の前の仕事にどう反映するかまではピンとこなくて。ただ、私自身も何かしら変わらなければならないと思いました。Wayについてもっと考えたい、知りたいという気持ちから、開発部内で立ち上がった、Wayを推進するグループに参加するようになりました。
ー部署全体で、Wayの浸透に取り組んでいるんですね。
私が所属するマーケティング開発グループでは、毎日、各自が「今日の踏み込み」を振り返る時間があるんです。例えば、担当が明確に決まっていない仕事が発生したときに手を挙げて引き受けたとか、勇気を出してミーティングで発言したとか。一つひとつは小さなことかもしれませんが、日々の積み重ねで、「踏み込み」が日常になってきていると感じます。
ー泉さんは、部署を横断して活動するWay推進チームにも参加しているそうですね。
はい。Wayについてのワークショップやパネルディスカッションを開催したり、社員が日常の中でWayを想起できるよう、ロゴを作るプロジェクトも行っています。
■開発のスピードを上げるため、ロードマップを作成
ー今回の受賞へとつながった、具体的な「踏み込み」の背景を教えてください。
私はマーケティング開発グループで、エンジニアとして、PrimeAd BMPというサービスを担当しています。PrimeAd BMPは、広告業界のDXを目標に、広告代理店とメディアのマッチングを促進するプラットフォームです。
広告主の依頼を受けた代理店は、PrimeAd BMP上で、作りたいコンテンツの種類や条件などを「オファーテンプレート」に入力します。オファーを見たメディアの担当者が、条件に合った企画を提案するという流れです。
広告主の依頼を受けた代理店は、PrimeAd BMP上で、作りたいコンテンツの種類や条件などを「オファーテンプレート」に入力します。オファーを見たメディアの担当者が、条件に合った企画を提案するという流れです。
当初はタイアップ記事を作るためのテンプレートのみを用意していたのですが、サービスの拡大とともに、オウンドメディアやニュースリリースなど、さまざまな施策のニーズが出てきました。テンプレートの種類を増やし、オファーの数を増やしていこうという方針が決まったのです。
まず着手したのは、オウンドメディア用記事のためのテンプレートです。そもそも複数のテンプレートが存在することを想定していなかったので、内部構造を大きく変える必要がありました。テンプレート開発以外の業務も並行して進めていたので、チームで分担しても半年ほどの時間がかかりました。「今後テンプレートを増やしていくなら、次回以降のために、作業工程のロードマップや資料をまとめよう」と考え、個人的に、2024年3月までの目標として設定していたんです。
2023年12月中旬、オウンドメディア用のテンプレートをリリースするタイミングで、「来年の3月までにもうひとつ、新たにニュースリリース用の新しいテンプレートを実装できないか」という話が持ち上がりました。前回のテンプレートを開発するのに半年かかっていますが、今回は3カ月しか時間がありません。もちろん、チームで協力してベストを尽くすのですが、「間に合うのかな……」とメンバーが不安を感じていることが伝わってきました。
まず着手したのは、オウンドメディア用記事のためのテンプレートです。そもそも複数のテンプレートが存在することを想定していなかったので、内部構造を大きく変える必要がありました。テンプレート開発以外の業務も並行して進めていたので、チームで分担しても半年ほどの時間がかかりました。「今後テンプレートを増やしていくなら、次回以降のために、作業工程のロードマップや資料をまとめよう」と考え、個人的に、2024年3月までの目標として設定していたんです。
2023年12月中旬、オウンドメディア用のテンプレートをリリースするタイミングで、「来年の3月までにもうひとつ、新たにニュースリリース用の新しいテンプレートを実装できないか」という話が持ち上がりました。前回のテンプレートを開発するのに半年かかっていますが、今回は3カ月しか時間がありません。もちろん、チームで協力してベストを尽くすのですが、「間に合うのかな……」とメンバーが不安を感じていることが伝わってきました。
そのとき、作りかけていたロードマップのことを思い出したんです。「これはゆっくりやっている場合じゃない。今すぐとりかかったほうがいい」と思いました。急ピッチでタスクを洗い出し、優先順位をつけて整理しました。年末のミーティングで、「実はテンプレート開発のロードマップを作っているのですが、お役に立てないでしょうか」と勇気を出して手を挙げたんです。
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