第4回 よく踏み込んだで賞 矢野さんの「わたしの踏み込み」
メディア「All About」の記事制作や編集を担当する矢野さん。オールアバウトにとって大切な財産であるガイドの方々に活躍の場を提供し、ヒット記事を誕生させた取り組みが評価され、第4回「よく踏み込んだで賞」を受賞しました。「踏み込まないほうが怖い」と感じているという矢野さんに、「Way=オールアバウトが大切にする仕事のやり方」や「踏み込み」について聞きました。
2022年7月に「Way」が始動してから、社員一人ひとりがそれぞれの「踏み込み」を実践してきました。「よく踏み込んだで賞」は、日常にある「自分の良い行動」や「周囲の人の良い行動」を投票し、その中から特に「Way」を体現した“踏み込んだ行動”を称えるアワードです。今回は第4回の受賞者、矢野さんのインタビューをお届けします。
メディアビジネス部 ガイドメディアグループ所属 矢野
2020年、新卒入社。プロジェクトリーダーとして、記事の制作・編集や、外部提携先へのコンテンツ配信を担当。 |
■「踏み込み」というキーワードのもと、新たな価値を創造していく
ー「よく踏み込んだで賞」の受賞、おめでとうございます。まずは受賞を知ったときのお気持ちから教えてください。
まさか自分の名前が呼ばれるとは思っていなかったので、驚きました。実は他の賞を含め、過去に何度かノミネートしたことはあるのですが、実際に受賞するのは初めてで、すごくうれしかったです。
ー受賞者は、副賞をリクエストできるそうですね。
過去2回のよく踏み込んだで賞の受賞者は、料理部の部長に手作りプリンをリクエストしていましたが、僕は「チーズケーキ」をお願いしました。ちょっとわがままを言って、他の編集部員の分も作ってもらい、一人ひとりに手渡したんです。今回の受賞は皆さんの協力があってこそだと思っているので、感謝の気持ちを目に見える形で伝えることができてうれしかったですし、みんなが喜んでくれて実感が湧きましたね。
ー昨年の7月からスタートした「Way」について、当初はどのように感じていましたか?
実を言うと、初めは「なぜ、このタイミングで?」という気持ちがありました。と言うのも、僕自身は、常に「踏み込んでいるつもり」で仕事をしてきたので。オールアバウトに限らず、歴史のある企業は皆同じだと思いますが、組織の中にさまざまな積み重ねがあります。良い伝統もあれば、未来に向けて変えていくべきこともあって。その中でも、僕はマイナスの方に目を向けることを心がけているんです。なぜなら、そこには、今よりも良くなるためのヒントが詰まっているから。課題にアプローチすればマイナスがゼロになるかもしれないし、うまくいけばプラスに転じることだってあるかもしれないですよね。
ーこの1年半で、「Way」や「踏み込み」への気持ちに変化はありましたか?
いろいろな経験を経て、プラスの方向へ変わってきていると感じます。今、僕自身が自分のスキルに100%満足しているかというと決してそんなことはなく、まだまだ成長し続けていかなきゃなと思っていますし、会社全体がチームとして上を目指すためには、みんなが「踏み込み」というキーワードのもと、新しい価値を創造し続けることが必要だと実感しているところです。
■新ジャンルを開拓! テーマを絞って制作した記事が大ヒット
ー今回の受賞へとつながった、具体的な「踏み込み」について教えてください。
僕はガイドメディアグループで、Yahoo!ニュースやLINEなど提携しているプラットフォームに記事を配信するプロジェクトのリーダーを務めています。読者がリンク先からAll Aboutのサイトに戻ってくる、「参照流入」を最大化することがミッションのひとつです。
参照流入を増やすには全体の記事本数を増やす必要がありますが、All Aboutの強みは、各分野の専門家(ガイド)が記事を執筆すること。高い専門性を持つ書き手を増やすことは簡単ではありません。そこで最近の記事を分析し、新たに「旅行」「車・バイク」の分野に着目しました。ここ数年はコロナ禍ということもあり、All Aboutに限らず、旅行系のメディアは軒並み苦戦を強いられる状況でした。そういった外的な要因もあり、なかなか記事の依頼ができていなかったガイドの方々に、あらためて声がけをしていったのです。
参照流入を増やすには全体の記事本数を増やす必要がありますが、All Aboutの強みは、各分野の専門家(ガイド)が記事を執筆すること。高い専門性を持つ書き手を増やすことは簡単ではありません。そこで最近の記事を分析し、新たに「旅行」「車・バイク」の分野に着目しました。ここ数年はコロナ禍ということもあり、All Aboutに限らず、旅行系のメディアは軒並み苦戦を強いられる状況でした。そういった外的な要因もあり、なかなか記事の依頼ができていなかったガイドの方々に、あらためて声がけをしていったのです。
記事のテーマを決める際には、過去に配信した記事のデータを参考にしました。All Aboutは歴史あるメディアなので、どんな記事がよく読まれるかという知見も、編集部内に蓄積されているんです。ガイドの方々への依頼にあたっては、より多くの人が関心を持ちそうなテーマを設定し、独自の切り口を加えて、記事を書いてもらうことにしました。ある程度テーマが決まっていると、ゼロから作るよりも書き手の負担が少ないので、執筆のスピードも上がります。結果として、記事の本数も増やすことができました。
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