和食を基調に、各国のエッセンスを加えた家庭料理を提案
海外でホームステイをして、その国の家庭料理を習ってくるのが佐藤さんのスタイル。20カ国以上体験した中で衝撃を受けた国のひとつがネパールだという。
「床は土で、水道も電気もなく、手食だったり…。生活はシンプルなのですが、調理法はとても丁寧だし、キッチンをすごく清潔に保っていたり、水やものを本当に大切にしている。食のありがたさや当たり前のことについて考えさせられました。暮らしの原点を見た気がします」
またホームステイをして感じるのは、どの国でも家族のために作る料理は、どんな有名シェフにも代えがたい妙味があるということ。それゆえに、佐藤さんの家庭料理へのこだわりは強い。
「私の根底には和食があり、各国の家庭料理を知るほど、和食への思いは強くなっています。あたたかく、食べ飽きないのが家庭料理。だからこそシンプルな料理で、素材の味を活かすことが大切だと思うんです。塩ヨーグルトにもまだまだ無限の可能性があるはずです。今後も和食を大切にしつつ、いろいろな国のエッセンスも取り入れて、ライフスタイルの変化に合わせた料理も提供していきたいですね。どんな料理でも共通することは “旬の素材をたくさん取りいれること”。小さい頃からまわりに畑がたくさんあり、山海の幸が豊富にある環境で育った私にとって、旬の素材、とくに野菜はなくてはならないものですから」
「床は土で、水道も電気もなく、手食だったり…。生活はシンプルなのですが、調理法はとても丁寧だし、キッチンをすごく清潔に保っていたり、水やものを本当に大切にしている。食のありがたさや当たり前のことについて考えさせられました。暮らしの原点を見た気がします」
またホームステイをして感じるのは、どの国でも家族のために作る料理は、どんな有名シェフにも代えがたい妙味があるということ。それゆえに、佐藤さんの家庭料理へのこだわりは強い。
「私の根底には和食があり、各国の家庭料理を知るほど、和食への思いは強くなっています。あたたかく、食べ飽きないのが家庭料理。だからこそシンプルな料理で、素材の味を活かすことが大切だと思うんです。塩ヨーグルトにもまだまだ無限の可能性があるはずです。今後も和食を大切にしつつ、いろいろな国のエッセンスも取り入れて、ライフスタイルの変化に合わせた料理も提供していきたいですね。どんな料理でも共通することは “旬の素材をたくさん取りいれること”。小さい頃からまわりに畑がたくさんあり、山海の幸が豊富にある環境で育った私にとって、旬の素材、とくに野菜はなくてはならないものですから」
モンゴルでは移動式住居や大草原の村にある家に泊るなど宿を転々とし、様々な体験をしたという。 |
文/山口初美 写真/金田邦男
※本記事の内容は取材時点(2012年9月)の情報です。
※本記事の内容は取材時点(2012年9月)の情報です。
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