「行事育」を親子で楽しんで
和文化を追求していくうえで、三浦さんは次第に「日本の行事」の意味を考えるようになっていった。日本の行事はどれも幸せを願って行われるものばかり。とりわけ、家庭にかかわる行事というのは、家族に対する愛情表現であり、子育てを豊かにするものだった。
けれども今の多くの子育て世代は、行事の真の意味ややり方を知らないのではないだろうか。貴重な子育て期間だからこそ、親子で行事を楽しみながら幸せになってほしい、そんな気持ちで三浦さんは「行事育」を提唱し、2014年4月、1冊の本を上梓した。
『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』である。
カラリストから始まり、ライフコーディネーター、和文化研究家へ。それらは一見すると全く異なる道のようだったが、今すべてが一本につながってその結果としてこの本ができたことに三浦さんは確かな手ごたえを感じている。
目の前にいる三浦さんは、気負いなく穏やかで、それでいて芯の強さを感じさせる魅力があった。人生の目的がはっきり見え、そこに向かう足取りが確かであれば、人は多少風が吹いても竹林がざわめきながらもしなやかに風をかわすように、ゆるぎなく対処していけるのかもしれない。
けれども今の多くの子育て世代は、行事の真の意味ややり方を知らないのではないだろうか。貴重な子育て期間だからこそ、親子で行事を楽しみながら幸せになってほしい、そんな気持ちで三浦さんは「行事育」を提唱し、2014年4月、1冊の本を上梓した。
『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』である。
カラリストから始まり、ライフコーディネーター、和文化研究家へ。それらは一見すると全く異なる道のようだったが、今すべてが一本につながってその結果としてこの本ができたことに三浦さんは確かな手ごたえを感じている。
目の前にいる三浦さんは、気負いなく穏やかで、それでいて芯の強さを感じさせる魅力があった。人生の目的がはっきり見え、そこに向かう足取りが確かであれば、人は多少風が吹いても竹林がざわめきながらもしなやかに風をかわすように、ゆるぎなく対処していけるのかもしれない。
All Aboutガイドになってから書籍の出版もかない、すでに5冊となった。どの年代にも通じる和文化を伝えていく。 |
取材協力:古桑庵 http://kosoan.co.jp/
文/むなかたようこ 写真/須藤明子
※本記事の内容は取材時点(2014年5月)の情報です。
※本記事の内容は取材時点(2014年5月)の情報です。
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