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ダイエットとは自分の体も心もいたわること。 健康で豊かな生活習慣を皆が続けられることを目指して【ダイエット・ボディケアガイド 和田 清香】

「ダイエット」といえば「苦行」「リバウンド」「肌荒れ」など負のイメージも多い中、「自分をいたわるのがダイエット」という新しい価値観を出して話題を呼ぶ和田さん。250種ものダイエットを体験し、ダイエットエキスパートとしてのノウハウを生かした情報を提供し続ける和田さんの原点は、そして目指すものとは?

All About【ダイエット・ボディケアガイド 和田 清香】

NYで学んだボディケア術、250種類以上のダイエット法を体験して得た知識と分析力、また自身も15kgのダイエットに成功したという経験や、ダイエットエキスパートとしてのノウハウを活かした信頼できる「ダイエット方法」と「ボディケア」情報を提供。

すがすがしい求道者

和田さんは不思議な雰囲気をたたえた人だ。

物静かで優雅。洗練されていて品がある。ひっそりと家の中を美しく整えて、一歩外へも出ないような雰囲気をたたえていながら、一方ではいつの間にか単身アメリカにわたり、サラリと美容の基礎を学び、多くのことを吸収してくる大胆さも持ち合わせる。

新しく出した本「本当はスゴイ!乾布摩擦トレーニング」に付いているDVDでは、振付師のラッキィ池田氏とともに、忍者のコスプレで公園で乾布摩擦体操を行っている。それがまた実に生き生きとしていて、ご本人いわく「とても楽しかったんですよ。はじけました」とか。

アメリカでもマイペース、日本にいてもマイペース、メディアに出ても浮かれることもなく、人と比較することもない。自分の思う道をひたすら歩む。「競争心があまりなくて…」と和田さんは笑うが、日夜、ダイエット・ボディケア情報を集め、実践し、発信している姿は「すがすがしい求道者」と言っていい。


「引っ込み思案ですが、人前に出るのもそれほどきらいではないです」

ダイエットは自分の体と心をいたわること

和田さんがこの道に進むきっかけとなったのは、「美容ライター」というジャンルが誕生して「なんとなくそういう仕事がしたいなあ」と思ったこと。オレゴンのポートランドに語学留学したあと、NYの美容学校で1年学び、美容ライターを目指す。
アメリカは肥満体国と言われるが、NYは意識の高い人の多い街でもあった。お年寄りでも「明日パーティがあるから背中をケアしてほしい」と言ってくることに大いに刺激を受け、帰国。その後美容ライターとなり知識と経験を積む。

もともと、ぽっちゃり体形だったという和田さんは、20代は250種類ほどのダイエットをしてはリバウンドの繰り返しだったという。
美容ライターをしているうちに、次第にダイエットについての知識も増え経験も積み、気づいたことはインナービューティの大切さだった。

20代でのダイエット経験で「自分の体と心をいじめてしまった」と感じていた和田さん。「そんな自分がかわいそうになり」、心身のリセットをすることにした。
まず朝型に生活をシフト。しっかり朝ごはんを食べるリバースダイエットと玄米食を中心の食生活にする。さらにバレエも始めた。それは、様々なボディケアを実践した中で、自分は音楽を聞きながら体を動かすことが好きなことに気づいたからだった。
特にダイエットに必死になったわけではなく、生活習慣を改めて好きな方法で体のケアを楽しみながら1年。いつの間にか10キロ痩せていたという。この経験は、和田さんの生き方を決定づけた。


「花から元気をもらう」と言う和田さん。常に花を欠かさない。家の中は花とセンスの良い小物とインテリアで満たされ、好きなものに囲まれてリラックスできる空間となっている。

ゴールは「健康的で豊かな生活習慣を継続すること」

和田さんは、結果的にダイエットに成功したものの、世の中のダイエット情報には違和感を感じることが多かった。それは、どうしても「ビフォーアフターで●キロやせた」といったように体重の増減にとらわれる傾向が強いこと。

自分の経験からしても、心身をいたわり、インナービューティに重きを置くことこそが大切だと考えた和田さんは、「体重を落とすことがゴールではなく、健康的で豊かな生活習慣を送ることをゴールにしてほしい。フリーになってそういう考えを広めたい」と思うようになる。そして2007年、ちょうど縁のあったAll Aboutのガイドとなった。

All Aboutガイドになったことは、自分自身を高めるきっかけともなった。記事と一緒に顔と名前が出るため、責任感が増したからでもある。より自分の知識を深めるために、ピラティスインストラクターの資格を取り、海外へも取材に行くなど、活動は広がっていった。


「最近は体重計に乗ることもないんです。常に自分自身の体をチェックし、マッサージをしていれば、変化はすぐ読み取れるからです」

自らモルモットになって。All Aboutで伝えたいこと

和田さんはなぜ、これが一番!というダイエット・ボディケアだけではなく、あれこれたくさんの方法を紹介しているのだろうか。それは、人の性格、体質によって、継続できるダイエット・ボディケアは千差万別だからという。

たとえば、和田さんは走るのが苦手。だからランニングを含めたダイエットやボディケアは長続きがしないそう。ご飯が好きだから「カーボンオフダイエット」も挫折。「コンビニで菓子パンや食パンをかじっている夢を見て挫折した」と笑う。

けれども、走るのが大好きな人ならランニングは継続できるだろうし、ご飯よりも肉が大好きならカーボンダイエットもいいだろう。

「色々なダイエット・ボディケア法を、私がモルモットになって試していきます」と和田さん。「『○○が一番いい!』とか『○○はダメ!』とは言いません。たくさん紹介する中で自分に合うものを見つけてください」とも。また、一つの方法にこだわらず、色々な方法のいいとこ取りをしてもよいと言う。

「ダイエット・ボディケアは、私たち誰もが一生考えなければいけないこと。だからこそ、自分自身が楽しく、長く続けられる方法を探してください」

和田さんの記事は楽しい。和田さん自ら試しているので、親近感がわき説得力がある。なにより動画も多く取り入れられてわかりやすいのがありがたい。

少しずつ、様々なダイエット・ボディケア方法をちょいちょいお試しできる気楽な感じは、いわば「ダイエット・ボディケアの試食記事」。自分には、何が合うのかウキウキと試してみたい。


お気に入りのウェアは「イージーヨガ」。ラインがきれいに出て動きやすい。洗濯をしても伸びないところもお気に入りの理由のひとつ。

日本の食生活やマインドを海外に紹介

現在、和田さんはAll Aboutの記事執筆のほかピラティスインストラクターとしての仕事に加え、メディアにもひっぱりだこ。趣味として日舞、英会話、バレエをレッスンする多忙な毎日だが、ご本人はそれほど多忙とは考えていないよう。
「うーん。お休みがまったくないという意識はないですね。仕事もプライベートも境界がないというか、楽しんでいます」と相変わらずマイペース、充実のエンジョイマイライフのご様子。

そんな和田さんだが、今後は海外進出も視野に入れているという。アメリカという国は、ダイエット情報も多く無視はできない存在だ。一方、日本は食材もヘルシーで季節のものを大切にし、おいしく調理する文化がある。その料理文化や和文化をダイエット・エキスパートとして海外にもきちんと伝えたいという夢が広がる。
フードコーディネーターの資格もあり、料理本も出しているという和田さん。将来を見据え、少しずつ準備を始めている。
ほら、趣味で楽しんでいるという英会話と日舞。一見なんの関係もないようでいて、しっかり将来につながりそうな気配。
楽しむ→継続する→力をつけて豊かな将来を形作る。和田マジックはまだまだ私たちを楽しませてくれそうだ。


バレエも日舞も、体の軸を整え音楽に合わせて体を動かすという意味でどちらも好き。リビングにはバーを取り付けてストレッチもマメに行う


ピラティスインストラクターなど生徒さんの体に触れることも多いので、香りには気を配る。左からライチフラワー(持ち歩いてリラックスをしたいときに)、ジャスミンブロッサム(洋服や気になるところに)、ヴェルヴェンヌ(体につける)
文/むなかたようこ 写真/須藤明子
※本記事の内容は取材時点(2014年6月)の情報です。
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