「諦めない」呪縛から解き放ってくれた言葉
社員が大切にしている言葉を紹介する連載企画「Quotes」。第58回はメディア事業部 メディアプロデュース部 ニュースグループ 宍戸さん。苦しい時期に出会った、ネガティブな決断を下す勇気を教えてくれた言葉を紹介します。
■“強い言葉”だけがすべてだった
もし、最も好き放題できていた時代を人生のピークとするなら、自分にとってそれは小学生から中学生の頃だったと確信が持てるほど、幼い頃の私は自信過剰でお調子者でした。とんでもなくつまらない発言を、異常なほど積極的に繰り返し、しかもそれを誇らしく思う。それを裏付ける実力もスペックもないのに、ただ明るさだけで。
サッカー選手になるという夢は早々に諦めがついたものの、高校も大学もそこそこの学校に入れてしまった私は、大きな挫折もなく成人を迎えてしまいました。さすがに小・中学時代よりは控えめになりましたが、気づけば「やればできる」「諦めなければ夢は叶う」のような“強い言葉”だけを妄信する成人ができあがりました。特段この成人が間違えているわけではないと思いますし、誰に迷惑をかけていたわけでもありません。ただ、いま思うとこの思考だからこそぶち当たる壁があって、今回ご紹介する言葉はこの壁を前にした私を救ってくれた言葉です。
サッカー選手になるという夢は早々に諦めがついたものの、高校も大学もそこそこの学校に入れてしまった私は、大きな挫折もなく成人を迎えてしまいました。さすがに小・中学時代よりは控えめになりましたが、気づけば「やればできる」「諦めなければ夢は叶う」のような“強い言葉”だけを妄信する成人ができあがりました。特段この成人が間違えているわけではないと思いますし、誰に迷惑をかけていたわけでもありません。ただ、いま思うとこの思考だからこそぶち当たる壁があって、今回ご紹介する言葉はこの壁を前にした私を救ってくれた言葉です。
■ネガティブな決断の大切さ
紆余曲折を経て大学卒業後、サッカーライターを志すフリーター生活を始めた私。アルバイトを掛け持ちしながらそれなりに活動をしていたものの、20代後半に差し掛かり「諦め」の感情が湧き出ていました。私を支えていた、というより縛られていた「諦めなければ夢は叶う」という言葉は、そんな気持ちに無理やり蓋をしていたのです。あんなに大好きだったサッカー観戦をするたびに吐き気をもよおすほど、苦痛に感じていたのに。
そんなとき、笑いたくてYouTubeで見た東京03のコント動画。ミュージシャンの夢を諦めて就職したことを報告しに来た若者に、行きつけの定食屋の店主が放った言葉。
そんなとき、笑いたくてYouTubeで見た東京03のコント動画。ミュージシャンの夢を諦めて就職したことを報告しに来た若者に、行きつけの定食屋の店主が放った言葉。
夢を追いかけるのも覚悟が要るが、夢を諦めるのはもっと覚悟の要ることだ
そのあとのコントがあまりにも急転直下の展開だったので、ハッとさせられたのはもっと後のことでしたが、気づいたときには“強い言葉”の蓋は外れているように思えました。まさにドンピシャのタイミングだった私にとっては、直接的な意味でもかなり響く言葉でしたが、勝手に汲み取ったこの言葉の広義は「ネガティブな決断をするのはとても勇気が要る」ということです。誰だってネガティブな決断なんかしたくないものでしょう。それでもどんな仕事をしていたって損切りを迫られる場面は必ずと言っていいほどあって、そこには大きなストレスがあります。ポジティブな“強い言葉”は眩しくて魅力的ですが、その途中には大いなるネガティブな決断がつきものです。
私が身を置いているメディアの世界は、目まぐるしく状況が移り変わっていきます。そんな中で、自分がネガティブな決断を迫られたとき、自分以外の誰かがネガティブな決断を下したとき、私はこの言葉を思い出して、心の中でねぎらいの拍手を送っています。
私が身を置いているメディアの世界は、目まぐるしく状況が移り変わっていきます。そんな中で、自分がネガティブな決断を迫られたとき、自分以外の誰かがネガティブな決断を下したとき、私はこの言葉を思い出して、心の中でねぎらいの拍手を送っています。

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