「仕事が単調……」。そんな時に出会った、社会人生活のターニングポイントとなった言葉

気が付けば、社会人生活も10数年（歳がばれるので詳しい年数はシークレットで……）。今回、光栄にもコラム執筆のお声がけを頂き「自分の大切にしている言葉」というテーマについて色々と振り返り、１つの「言葉」が浮かびました。

私の社会人生活を振り返りますと、大学を卒業して新卒で入社した会社はちょっと古風な雰囲気で、それこそ「女子はお嫁さん候補！」なんて昭和丸出しのことを言っちゃうようなところでした。その雰囲気もあってか、同期や先輩女子たちは軒並み寿退社（もしくは寿の前に退社……）、いわゆる“時短勤務”制度なんかを利用している社員もほとんどおらず、なんとなくぼんやりと「私も結婚したら一回、色々一息つこう」と寿退社しました。

今考えると「なんでそんなことしたんだろう……」と思うのですが、当時はそんなこと全く思わず、ちょっとだけお休みを頂き派遣社員として働き始めました。

1〜2年働いてみて思ったことは「単調……！」（笑）。一旦「仕事」ではなく「家庭」を大事にしようと、決まったことを行う業務を仕事として選んでみたものの、何か違ったかも……。

そんな生活に違和感を抱きはじめた私に旦那さんがかけてくれた言葉は、「仕事は面白くても面白くなくても、1日大体8時間くらい。起きている時間の半分は仕事。同じ時間を過ごすなら面白い方が良くない？」。言われて物凄く納得した一言でした。

確かに、同じ8時間なら絶対楽しい方が良いに決まってる……！ 言われてすぐに、まずは自分が「何が楽しいのか」ということの棚卸から始めました。自分の興味関心はコレ、仕事内容で言うと……と自分の「楽しい」と思えることを念頭に置いて仕事を選ぶことにしました。それから1社を経験し、入社させて頂いたのがオールアバウトです。

結婚から出産、そして2回の育休を経て時短勤務として働いている今も、自分が「楽しい」と思えることを仕事の中に見出すことはとても大切だと思っています。

このある意味「働くことへの意識改革」は、私の社会人生活の中で大きなターニングポイントとなっており、今でもこの言葉をくれた旦那さんに感謝しています。日頃はあんまりお礼を言わないのでココで言っておきます（笑）。

今お仕事をされている方も、これからお仕事を探そうとされている方も、ぜひ自分の「楽しい」と思えることは何かを考えてみると、案外スルッとうまくいくかも？ しれません。