わたしを包み込んでくれる魔法の言葉
社員が大切にしている言葉を紹介する連載企画「Quotes」。第29回に登場していただくのは、経営管理部 経理グループ マネジャー 川野さん。いい時もよくない時も、ふとした時に思い出す異国の言葉を紹介します。
■シンプルに生きることを思い出させてくれたカンボジア
私は小さいころからとても人見知りで、内気な性格でした。人前に出れば緊張して話せない、うまく笑えない、とても「無愛想」な少女でした。
時間をかけて少しずつ親しくなってくれる人もいれば、何を考えているかわからないなんて言われて疎遠になってしまう人もいたりして、どうやったら、本当はそんなに何も考えてない素の自分を知ってもらえるんだろう……と悩むことも少なくありませんでした。
周りからはどう見えているのかはわからないですが、いつも、内部でジタバタしている気がします。
それでも、人が好きで好奇心旺盛な私は、言葉が通じないほうが腹をくくれて緊張が少ないこともあって、ちょっとしたきっかけで海外旅行にドはまりしました。
社会人になり、息を吸うのも忘れるほど仕事をしていた時、息抜きに、と友人が無理やり連れて行ってくれた海外旅行(カンボジア)。デバイスのない生活を送る中、睡眠をとる(ちゃんと寝れた)、ご飯を食べる(味がある、美味しい)、という生きていく上での基本を取り戻したのがきっかけです。
デバイスから離れる、自然や景色を感じる、のんびりする、言葉が通じないからこそ出来るコミュニケーションってすごくシンプルで“自分が生きていること”に集中できて、自分が持ってる悩みって小さいなーって感じました。
時間をかけて少しずつ親しくなってくれる人もいれば、何を考えているかわからないなんて言われて疎遠になってしまう人もいたりして、どうやったら、本当はそんなに何も考えてない素の自分を知ってもらえるんだろう……と悩むことも少なくありませんでした。
周りからはどう見えているのかはわからないですが、いつも、内部でジタバタしている気がします。
それでも、人が好きで好奇心旺盛な私は、言葉が通じないほうが腹をくくれて緊張が少ないこともあって、ちょっとしたきっかけで海外旅行にドはまりしました。
社会人になり、息を吸うのも忘れるほど仕事をしていた時、息抜きに、と友人が無理やり連れて行ってくれた海外旅行(カンボジア)。デバイスのない生活を送る中、睡眠をとる(ちゃんと寝れた)、ご飯を食べる(味がある、美味しい)、という生きていく上での基本を取り戻したのがきっかけです。
デバイスから離れる、自然や景色を感じる、のんびりする、言葉が通じないからこそ出来るコミュニケーションってすごくシンプルで“自分が生きていること”に集中できて、自分が持ってる悩みって小さいなーって感じました。
■スワヒリ語の響き
世界一周した時に訪れた東アフリカのタンザニア・ザンジバル島でのことです。
空も海も土も、そこで生きている人も魚も、動物たちも、強烈な色彩を放っているのに、国全体がのんびりと穏やかな時間の流れがあって、不思議な場所でした。
タンザニア・ザンジバルで出会った人たちはカラフルなカンガもすごくおしゃれに着こなしていて、空も水蒸気がなく見たこともないくらい真っ青なブルーだったり、夕日後の至極色の空のグラデーションの美しさだったり、目や耳に入ってくる色んなことが新鮮で驚きあふれることばかりでした。
そんな風に驚いたことは多くありましたが、そのひとつがスワヒリ語の響きでした。
「ジャンボ(こんにちは)!」は有名ですが、「nyanya(ニャニャ)=トマト」、「konokono(コノコノ)=かたつむり」、「mojamoja(モジャモジャ)=ひとつずつ」。
そんなたくさんある「くり返しの言葉」中で私がよく思い出す言葉
そんな風に驚いたことは多くありましたが、そのひとつがスワヒリ語の響きでした。
「ジャンボ(こんにちは)!」は有名ですが、「nyanya(ニャニャ)=トマト」、「konokono(コノコノ)=かたつむり」、「mojamoja(モジャモジャ)=ひとつずつ」。
そんなたくさんある「くり返しの言葉」中で私がよく思い出す言葉
“Pole Pole(ポレポレ)”=ゆっくりゆっくり
仕事で煮詰まったとき、嬉しいとき、人間関係がうまくいかなかったとき、悲しいとき、色んなときに自分に「ポレポレ(ゆっくりゆっくり)」と話しかけています。
ネガティブもポジティブも、人見知りな自分も、広いアフリカの大地や空のようにあるがまま、ゆっくりすべてを包み込める魔法の言葉となっています。
ネガティブもポジティブも、人見知りな自分も、広いアフリカの大地や空のようにあるがまま、ゆっくりすべてを包み込める魔法の言葉となっています。
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