人生の指針となった友人の一言
社員が大切にしている言葉を紹介する連載企画「Quotes」。第11回に登場するのは、システム部 情報システムグループに所属する中曽根さん。不得意科目で苦労していた高校時代に友人が何気なく発した男前な一言。中曽根さんのその後の人生の大きな指針にもなったその言葉を紹介していただきました。
■得意・不得意が偏る高校時代の苦悩
こんにちは、システム部の中曽根です。突然ですが、私は、得意分野と不得意分野が大変偏っている人間です。
どのくらい偏っているかと言いますと、昔々、まだ私が高校生だった頃、学校の成績表を英国算理社の順番に並べて折れ線グラフを書くと、国語と理科は得意、数学はそれなりで、英語と社会が壊滅的といった大変きれいなM字型でした。専門科目も、音楽だけは得意でしたが、それ以外はボロボロ……。
ちなみに、英語は「苦手だから諦めよう」と投げ出した覚えはなく、どの科目よりもたくさん勉強しましたし、英語だけ複数の塾に通ったりもしたものです。
しかしながら受験では全く使い物にならず、結局、英語が試験科目にある学校は全滅しました。逆に、国語は無駄に良い成績でした。といっても、理系志望だったため、国語の点数が良くても(受験においては)意味はない……。
社会人になってからも、得意分野と不得意分野は相変わらず偏っています。なんでもそつなくこなせる人たちが、とても羨ましいです。
どのくらい偏っているかと言いますと、昔々、まだ私が高校生だった頃、学校の成績表を英国算理社の順番に並べて折れ線グラフを書くと、国語と理科は得意、数学はそれなりで、英語と社会が壊滅的といった大変きれいなM字型でした。専門科目も、音楽だけは得意でしたが、それ以外はボロボロ……。
ちなみに、英語は「苦手だから諦めよう」と投げ出した覚えはなく、どの科目よりもたくさん勉強しましたし、英語だけ複数の塾に通ったりもしたものです。
しかしながら受験では全く使い物にならず、結局、英語が試験科目にある学校は全滅しました。逆に、国語は無駄に良い成績でした。といっても、理系志望だったため、国語の点数が良くても(受験においては)意味はない……。
社会人になってからも、得意分野と不得意分野は相変わらず偏っています。なんでもそつなくこなせる人たちが、とても羨ましいです。
■何も恩返しできない自分に友人が放った男前な一言
閑話休題。
そんな私が学校を無事卒業できたのは、ひとえに友人たちのおかげです。私の不得意分野が得意な友人たちには、課題の手伝いから補講まで、いろいろと面倒を見てもらいました。
逆に、私の得意分野については、こちらが面倒を見る側に回りました。
ただ、このやり方、一つ大きな問題があります。
私の面倒を見てくれる友人たちの中には、私が得意な科目を苦にしていない人もいます。そういう場合、一方的にこちらがお世話になるばかりになってしまうのです。返せる分といえば、せいぜい、合唱課題の練習時の伴奏くらい(泣)。
ある日、そのうちの一人に「こちらからは何も返せないのに、なぜ面倒を見てくれるのか?」と聞いてみました。すると、こんな答えが返ってきました。
そんな私が学校を無事卒業できたのは、ひとえに友人たちのおかげです。私の不得意分野が得意な友人たちには、課題の手伝いから補講まで、いろいろと面倒を見てもらいました。
逆に、私の得意分野については、こちらが面倒を見る側に回りました。
ただ、このやり方、一つ大きな問題があります。
私の面倒を見てくれる友人たちの中には、私が得意な科目を苦にしていない人もいます。そういう場合、一方的にこちらがお世話になるばかりになってしまうのです。返せる分といえば、せいぜい、合唱課題の練習時の伴奏くらい(泣)。
ある日、そのうちの一人に「こちらからは何も返せないのに、なぜ面倒を見てくれるのか?」と聞いてみました。すると、こんな答えが返ってきました。
「あなたも、他の子の面倒を見てるでしょ? 返せるところに返せば良いんだよ」
ものすごく男前だと思いました(女子ですが)。
「友人だから」と甘やかすこともなく、「返さなくて良い」と言って負い目を負わせることもせず。
そして、この友人が言うように、みんながみんな、返せるところに返していけば、そのうち、巡り巡って自分のところにも返ってくるのかなと(情けは人の為ならず、というやつですね)。
それ以来、この言葉は、私の人生の指針になっています。
なお、この友人には、今でもお世話になった分は返せていません。また、その後も、一方的にお世話になる人は増えるばかりです(いつもありがとうございます!)。
その分は、他の人に返している最中です。
今後も、返せるところに返していこうと思います。
「友人だから」と甘やかすこともなく、「返さなくて良い」と言って負い目を負わせることもせず。
そして、この友人が言うように、みんながみんな、返せるところに返していけば、そのうち、巡り巡って自分のところにも返ってくるのかなと(情けは人の為ならず、というやつですね)。
それ以来、この言葉は、私の人生の指針になっています。
なお、この友人には、今でもお世話になった分は返せていません。また、その後も、一方的にお世話になる人は増えるばかりです(いつもありがとうございます!)。
その分は、他の人に返している最中です。
今後も、返せるところに返していこうと思います。
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