後ろ向きな気持ちが見え隠れしても、前に進む力をくれる言葉
社員が大切にしている言葉を紹介する連載企画「Quotes」。第46回はメディアビジネス部 マーケティングソリューショングループ 大久保さん。後ろ向きになりそうなときにふと思い出す、上司からかけられた言葉を紹介します。
今回、この連載コラムで「大切にしている言葉」「影響を与えた言葉」を執筆してほしいとの依頼をいただき、これまでの長めの社会人生活を振り返ったときに最初に浮かんだ言葉は、新卒のときに当時の会社の部長にかけられた言葉です。
まずは「はい」って言ってみたらいいのにな
多くの人にいろいろな言葉をかけられたはずなのに、ふとしたときにこの言葉を思い出します。
■一旦「受け入れる」か「拒否する」か
当時、私は新卒1年目。ちょうど部署の先輩がクライアントの電話対応をしていました。無理難題を言われて、怒りなのか焦りなのか真っ赤になりながら「そう言われましても、それは無理なんです!」と対応する先輩。その光景を見ながら「無理なものは無理だよな」と心の中で思っていたところ、部長にこの言葉をかけられました。
部長曰く、「はい」と答えたからといって、100%受けなければいけないわけじゃなく、その後「考えてみます」と回答してもいい。最初に「はい」と言われるか「いいえ」と言われるかで、相手の心象が変わってくる。相手がクライアントの場合、何もしないというわけにもいかないから「●●さんは、がんばって対応してくれた」という印象を与えたほうが後々仕事がやりやすくなる、とのこと。部長は「はい」「いいえ」で表現していましたが、最初に相手が言っていることを一旦「受け入れる」か「拒否する」かが今後の仕事に影響するということでした。
右も左もわからない毎日、必死で余裕のない日々。さらに私はどちらかというと慎重派で、「うまくいかないかも」「失敗してしまうかも」と心配性な面も。そんな私のクライアントへの対応は、部長から見ると消極的に見えていたことでしょう。先輩の電話対応の感想から出た言葉でしたが、私にも通じるところがあって声をかけてくれたのかもしれません。
部長曰く、「はい」と答えたからといって、100%受けなければいけないわけじゃなく、その後「考えてみます」と回答してもいい。最初に「はい」と言われるか「いいえ」と言われるかで、相手の心象が変わってくる。相手がクライアントの場合、何もしないというわけにもいかないから「●●さんは、がんばって対応してくれた」という印象を与えたほうが後々仕事がやりやすくなる、とのこと。部長は「はい」「いいえ」で表現していましたが、最初に相手が言っていることを一旦「受け入れる」か「拒否する」かが今後の仕事に影響するということでした。
右も左もわからない毎日、必死で余裕のない日々。さらに私はどちらかというと慎重派で、「うまくいかないかも」「失敗してしまうかも」と心配性な面も。そんな私のクライアントへの対応は、部長から見ると消極的に見えていたことでしょう。先輩の電話対応の感想から出た言葉でしたが、私にも通じるところがあって声をかけてくれたのかもしれません。
■覚悟を決めるとやがて前向きに
それから公私関係なく、なるべく「はい」と言うように心がけていると、やるしかないと自然と覚悟が決まるのか、前向きに物事を進められました。言い方や場面によっては昭和的な印象を与えるかもしれませんが、私にとっては視野を広げてくれた言葉です。
実は今回の執筆依頼も一瞬断ろうかなと思ったものの、この言葉を思い出し、まずは「はい」と回答してみました。(とはいえ、続く言葉は「考えてみます」でしたが……。)
ついつい「大変そうだな……」「うまくいくのかな……」と後ろ向きになりそうなときは、この言葉を思い出して、少しでも前に進められるように、自分自身も前向きでいられるように心がけています。
実は今回の執筆依頼も一瞬断ろうかなと思ったものの、この言葉を思い出し、まずは「はい」と回答してみました。(とはいえ、続く言葉は「考えてみます」でしたが……。)
ついつい「大変そうだな……」「うまくいくのかな……」と後ろ向きになりそうなときは、この言葉を思い出して、少しでも前に進められるように、自分自身も前向きでいられるように心がけています。
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