危うい自分に気づいたとき思い浮かぶお守りの言葉
社員が大切にしている言葉を紹介する連載企画「Quotes」。 第19回に登場していただくのは、経営管理部 人事グループ マネジャー 竹之下さん。 他者との関わり方に悩んだ時に救ってくれた言葉が今回のQuotesです。
■いわゆる八方美人
幼いころから、父の仕事の都合で引っ越すことが多くありました。
慣れ親しんだ土地や人々と別れ、新しいコミュニティに入っていく。大人になった今となっては、人生は出会いと別れの繰り返しであることを理解していますが、当時の私はその度に神経をすり減らしていました。
別れを引きずらないように、新しい場所でも浮かないように。
場所に合わせ、相手に合わせ、正解っぽい行動を選んで生きてきました。
そう、いつの間にか典型的な八方美人になってしまっていたのです。
慣れ親しんだ土地や人々と別れ、新しいコミュニティに入っていく。大人になった今となっては、人生は出会いと別れの繰り返しであることを理解していますが、当時の私はその度に神経をすり減らしていました。
別れを引きずらないように、新しい場所でも浮かないように。
場所に合わせ、相手に合わせ、正解っぽい行動を選んで生きてきました。
そう、いつの間にか典型的な八方美人になってしまっていたのです。
■身を守るための現実逃避
そうやって、私は自分なりにうまく立ち回ってきたつもりでした。
周りを優先して、自分の気持ちをないがしろにして。
でも、物事がそれなりにうまく進んでも、いつも心は晴れぬまま。
きっとそれは、博愛のような尊いものに基づいた行動ではなく、本当の自分を見せて幻滅されてしまうことからの逃げだったからでしょう。
傷つかないように振る舞うことで、結果的に傷ついてしまうという皮肉…。
この頃の私には、何もかも自分がなんとかすべき問題に見えてしまい、それぞれ手を尽くしている気でいたものの、実のところはどの問題にもきちんと対峙できていなかったのだと思います。
周りを優先して、自分の気持ちをないがしろにして。
でも、物事がそれなりにうまく進んでも、いつも心は晴れぬまま。
きっとそれは、博愛のような尊いものに基づいた行動ではなく、本当の自分を見せて幻滅されてしまうことからの逃げだったからでしょう。
傷つかないように振る舞うことで、結果的に傷ついてしまうという皮肉…。
この頃の私には、何もかも自分がなんとかすべき問題に見えてしまい、それぞれ手を尽くしている気でいたものの、実のところはどの問題にもきちんと対峙できていなかったのだと思います。
■自分の力が及ぶ範囲に全力を尽くせばいい
そんな私は、そのスタンスを変えられないまま、社会に出ました。
仕事内容の変化に加え、プライベートでも次第に役割が増えていきます。
役割毎に必死に頑張っていたものの、どれもこれもやり切れず中途半端。そして、キャパオーバー。
仕事内容の変化に加え、プライベートでも次第に役割が増えていきます。
役割毎に必死に頑張っていたものの、どれもこれもやり切れず中途半端。そして、キャパオーバー。
「なんでこの人はこう動いてくれないのだろう」
「なんであの人はこんな考え方をするのだろう」
「なんで私はあの時あんな対応をしてしまったのだろう」
「なんであの人はこんな考え方をするのだろう」
「なんで私はあの時あんな対応をしてしまったのだろう」
文章にするとそのおこがましさ加減に心底情けなくなりますが、当時の私は、このような疑問で頭がいっぱいで、自分ではどうしようもないことに悩んだり、自分の正義を押し付けたりすることもありました。
そのような日々の中で出会ったのがこちら。
そのような日々の中で出会ったのがこちら。
THE SERENITY PRAYER
God, grant me the SERENITY to accept the things I cannot change;
COURAGE to change the things I can;
and WISDOM to know the difference.
(Reinhold Niebuhr)
主よ、変えられないものを受け入れる平静さを
変えられるものを変える勇気を
そして、両者を識別する知恵を私に下さい。
(ラインホルド・ニーバー)
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