人生の指針となった恩師からのメッセージ
社員が大切にしている言葉を紹介する連載企画「Quotes」。第27回に登場していただくのは、内部監査室の前浦功治さん。高校の卒業アルバムに恩師から寄せられた前浦さんへのメッセージが今回のQuoteです。
広報から『Quotes』の執筆依頼があった時、影響のあった言葉はなにかと考えました。本からの影響か? それとも過去の偉人の言葉? と考えを巡らせてみると高校の時の担任教師から、卒業式に言われた言葉が私に今でも影響を与えていることに思い出しました。それが、
死ぬまで努力を続けろ!
という言葉です。しかも、担任教師から同じような言葉を私の卒業アルバムのメッセージページまでにも書かれていました。すでに15年以上前のことなので、記憶違いがあるかもしれませんが、『死ぬまで努力を続けろ!』という言葉をもらった時は、「はい」とは口では答えたものの、心の中では『まじか……一生か、大変やな~』という感想も持ったと記憶しています。一方で、担任教師は私のさぼりたい欲求が見えたのか、大学・社会人になっても、努力するように釘をさしたのかと思います。
担任教師からのメッセージ
■内部監査部門との出会い
大学卒業後、証券会社では営業、石油関連の企業では人事関連業務に従事していました。3社目のビルメンテナンスの企業では未経験ではあるものの、内部監査部門で採用されました。それまでの2社では、定期的に内部監査または、外部監査を受ける立場でありましたが、今度は監査をする側になりました。
当たり前ですが、内部監査部門としての業務知識がないため、先輩社員から知識や報告書の書き方などを教わりました。前職の内部監査部門の業務は、内部監査(社長への報告)と内部統制評価(監査法人対応)、ISO(9001と27001)管理業務、何でも相談室をしており、学ぶことは多岐にわたりました。最初の頃はキャッチアップに苦戦したものです。
内部監査部門を2年ほど経験し、ある程度余裕が生まれ、もっと知識を得て、効果・効率的な内部監査ができる方法を学びたいと思うようになりました。
当たり前ですが、内部監査部門としての業務知識がないため、先輩社員から知識や報告書の書き方などを教わりました。前職の内部監査部門の業務は、内部監査(社長への報告)と内部統制評価(監査法人対応)、ISO(9001と27001)管理業務、何でも相談室をしており、学ぶことは多岐にわたりました。最初の頃はキャッチアップに苦戦したものです。
内部監査部門を2年ほど経験し、ある程度余裕が生まれ、もっと知識を得て、効果・効率的な内部監査ができる方法を学びたいと思うようになりました。
■公認内部監査人の取得へ
あるとき内部監査に関する資格にはどのようなものがあるのかを調べていました。その結果、『公認内部監査人』を見つけ、この資格を目指すことにしました。内部監査に関する資格の中でこれを選んだのは、内部監査人が持つべき倫理観や監査関連知識を幅広く学べ、かつ、実務にも活かすことができる内容であるためです。また、この資格の難易度はそこそこ難しいので、乗り越える壁としては最適かと思いました。
アンダーラインや書き込みがいっぱい
公認内部監査人の試験はPart1から3に分かれており、それぞれを順不同に受験できるシステムです。問題も4択問題のみで構成されています。その試験の対策勉強とすべてのPartをクリアするまでには約6年費やしました。
私の30代のほとんどを費やした合格までの道のりはというと……
私の30代のほとんどを費やした合格までの道のりはというと……
という、残念な戦績。正直、3回連続で不合格の用紙を見たときは心が折れそうになり、とどめの4回目のテスト結果も不合格で、心が粉砕しました。
『こんなに不合格が続くならば、もう、諦めようかな……』という弱気な考えがよぎりました。しかし、恩師からの「死ぬまで努力は続けろ!」の言葉は頭のどこかにありましたので、少しだけ休暇期間を設けて、再度挑戦することにしました。
再挑戦にあたって、不合格が続いた今までの反省点を整理し、改善しました。
1.当たり前ですが、意識的に勉強する時間を確保する。平日は夜2時間、土日のどちらかは朝と昼で各2時間、夜3時間を確保。
2.資格スクールに通っていましたが、4回連続での不合格後は、1回の受講で終わらせることなくリアルと動画の講義を複数回受講。
3.会計・ITを深堀するため、簿記とITパスポートの教材を辞書用途として活用
4.公認内部監査人のテストは4択問題で構成されており、問題集もすべてが4択で構成されています。問題集を何回も解けば解答の選択肢を見ないでも解答できてしまうのです(解答できていたという誤認識)。そのため再挑戦時からは不正解の3択がなぜ不正解だったのかを意識的に考えるようにしました。
こうした結果、最終的に全8回の受験ですべてのPartをクリアすることができました。長い長い闘いでした。
今後もいろいろな努力する場面があると思います。そのときも「死ぬまで努力は続けろ!」という恩師からの言葉を思い出すようにし、壁を越えて行きたいですね。
『こんなに不合格が続くならば、もう、諦めようかな……』という弱気な考えがよぎりました。しかし、恩師からの「死ぬまで努力は続けろ!」の言葉は頭のどこかにありましたので、少しだけ休暇期間を設けて、再度挑戦することにしました。
再挑戦にあたって、不合格が続いた今までの反省点を整理し、改善しました。
1.当たり前ですが、意識的に勉強する時間を確保する。平日は夜2時間、土日のどちらかは朝と昼で各2時間、夜3時間を確保。
2.資格スクールに通っていましたが、4回連続での不合格後は、1回の受講で終わらせることなくリアルと動画の講義を複数回受講。
3.会計・ITを深堀するため、簿記とITパスポートの教材を辞書用途として活用
4.公認内部監査人のテストは4択問題で構成されており、問題集もすべてが4択で構成されています。問題集を何回も解けば解答の選択肢を見ないでも解答できてしまうのです(解答できていたという誤認識)。そのため再挑戦時からは不正解の3択がなぜ不正解だったのかを意識的に考えるようにしました。
こうした結果、最終的に全8回の受験ですべてのPartをクリアすることができました。長い長い闘いでした。
今後もいろいろな努力する場面があると思います。そのときも「死ぬまで努力は続けろ!」という恩師からの言葉を思い出すようにし、壁を越えて行きたいですね。
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