経験を積んで身に染みて分かった、大切にしたい精神と仕事への向き合い方

これは過去の職場で出会った、同僚や後輩の育成に非常に熱心に取り組んでいたAさんにまつわるエピソードです。

Aさんは自分の手に余る仕事があっても、同僚（特に後輩たち）へのサポートに時間と労力を惜しまない人で、いつも遅くまで会社に残って働いている人でした。

負担がかかりすぎてるのでは？ と思っていた私は、彼に「どうしてそこまでやるのか？」と聞いたことがあります。すると、彼は苦笑いしながら「俺も先輩にやってもらったからさ」と答えてくれました。

最初は深く考えず、「まあ仕事だし、そうか」と思っていましたが、その後、彼から教わっていたその後輩も同じように振る舞っている姿を見て、ようやく理解しました。

Aさんが先輩から受けたことを後輩へ、さらに後輩がその先に伝えていく、そうしたペイフォワードの精神によって助け合いの輪が紡がれていることに。

これが私も困っている人を助けていき、助け合いの輪を作っていきたいと思うきっかけになった出来事です。