同期がくれた、心を守るためのシンプルな処方箋
社員が大切にしている言葉を紹介する連載企画「Quotes」。第59回はメディア事業部 R&D部 動画・ウェビナーグループ 柏川さん。自分を追い詰めすぎていた日々の中で、肩の力を抜くための方法を教えてくれた言葉を紹介します。
社会人1年目の頃、私はテレビのADをしていました。“激務”というイメージ通り業務量は多かったのですが、自分にとってよりきつかったのは、身体よりも精神のほうでした。周りには仕事ができる怖い大人が多く、毎日怒られていました。最初の3か月で、プライドはほとんど折れました。ただ、言われたことを何でもまともに受け止めてしまう癖だけは、妙に抜けませんでした。ミスをすると必要以上に引きずる。すると、またミスが怖くなる。明日のことを考えて、寝つけない日も少なくありませんでした。
そんな時期に救われたのが、同期のひとことでした。担当回のオンエアが終わったあと、その同期と二人で食事に行き、仕事の愚痴や雑談をしていたときのことです。彼がふと、「今日はうんこして寝よう。」と言いました。
その同期は、いつも落ち着いていて、淡々としていて、周りから自然に信頼される人でした。任されたことを着実に進めていくので、結果として評価されていました。彼のようなタイプを、“仕事ができる人”と言うのだろうなと思っていました。そして、強い思想とか、立派な価値観とか、そういうものを持っている人なのだと、勝手に思っていました。
でも、彼の口から出てきたのは、驚くほどシンプルな言葉でした。うんこをするなんて、誰でも意識しなくてもやることです。それをあたかも予定のように口に出す感じがおもしろかったし、同時に少し安心もしました。「仕事ができる人でも、頭の中ではいつも大層なことを考えているわけではない。もっと単純なところで、自分を保っているのかもしれない」そう思ったとき、少し肩の力が抜けました。
人間は食べて、出して、寝る。その最低限ができていれば、とりあえず一日は終わる。もちろん、それで仕事の問題がなくなるわけではありません。ただ、当時の自分には、それくらいの感覚が必要でした。仕事でうまくいかないことがあるたびに、必要以上に自分を追い込んでいたからです。今日の失敗で自分の価値まで決まるわけではないし、今日できないことを今日考える必要もない。そういう当たり前のことを、この言葉は雑に、でも正確に思い出させてくれました。
いつの間にか、自分の中ではそれが「でっかいうんこして寝る」に変わりました。そのほうが景気がよくて、思い出しやすいからです。意味が大きく変わったわけではありません。必要以上に飲まれそうなときの、いちばん実用的な言葉です。
そんな時期に救われたのが、同期のひとことでした。担当回のオンエアが終わったあと、その同期と二人で食事に行き、仕事の愚痴や雑談をしていたときのことです。彼がふと、「今日はうんこして寝よう。」と言いました。
その同期は、いつも落ち着いていて、淡々としていて、周りから自然に信頼される人でした。任されたことを着実に進めていくので、結果として評価されていました。彼のようなタイプを、“仕事ができる人”と言うのだろうなと思っていました。そして、強い思想とか、立派な価値観とか、そういうものを持っている人なのだと、勝手に思っていました。
でも、彼の口から出てきたのは、驚くほどシンプルな言葉でした。うんこをするなんて、誰でも意識しなくてもやることです。それをあたかも予定のように口に出す感じがおもしろかったし、同時に少し安心もしました。「仕事ができる人でも、頭の中ではいつも大層なことを考えているわけではない。もっと単純なところで、自分を保っているのかもしれない」そう思ったとき、少し肩の力が抜けました。
人間は食べて、出して、寝る。その最低限ができていれば、とりあえず一日は終わる。もちろん、それで仕事の問題がなくなるわけではありません。ただ、当時の自分には、それくらいの感覚が必要でした。仕事でうまくいかないことがあるたびに、必要以上に自分を追い込んでいたからです。今日の失敗で自分の価値まで決まるわけではないし、今日できないことを今日考える必要もない。そういう当たり前のことを、この言葉は雑に、でも正確に思い出させてくれました。
いつの間にか、自分の中ではそれが「でっかいうんこして寝る」に変わりました。そのほうが景気がよくて、思い出しやすいからです。意味が大きく変わったわけではありません。必要以上に飲まれそうなときの、いちばん実用的な言葉です。

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