つないでいく、記憶させるデザインを
佐川さんが目指すのは、記憶されるデザイン。そのため、施主とは徹底的に話すという。
「その人の生まれた背景を知ることが建築においても大切なんです。いろいろな会話の中から、ザラザラした言葉-生活に根付いている言葉や生きてきた証となる言葉-を拾う。そして、その人のストーリーをかたちにしていけば、生き方を残していけるし、子どもや孫にもつないでいけます。子どもや孫にとって、育った家は原風景になるわけだから、その記憶に残るデザインを作っていきたいですね」
それは個人住宅だけではない。地域の建築物をつくるときも同じだという。
「地域に残された風土、言葉、習わし…それらをデザインにおこし、かたちにして、つなげていく。“つなげていく建築家”といってもいいかもしれませんね(笑)」
「その人の生まれた背景を知ることが建築においても大切なんです。いろいろな会話の中から、ザラザラした言葉-生活に根付いている言葉や生きてきた証となる言葉-を拾う。そして、その人のストーリーをかたちにしていけば、生き方を残していけるし、子どもや孫にもつないでいけます。子どもや孫にとって、育った家は原風景になるわけだから、その記憶に残るデザインを作っていきたいですね」
それは個人住宅だけではない。地域の建築物をつくるときも同じだという。
「地域に残された風土、言葉、習わし…それらをデザインにおこし、かたちにして、つなげていく。“つなげていく建築家”といってもいいかもしれませんね(笑)」
打ち合わせの時に使用しているノート。ザラザラした言葉を記したり、スケッチを描いているという。 |
文/山本初美 写真/金田邦男
※本記事の内容は取材時点(2012年9月)の情報です。
※本記事の内容は取材時点(2012年9月)の情報です。
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