文房具のよさを伝えるために
読者の方から「コラムを読んでいると、その文具を使っているような気分になる」と言われるのが嬉しいと土橋さん。そこには、徹底した文章と写真へのこだわりがある。「文房具は手にしないと、その使い心地やよさがわからない。だからこそ、手触りや、ノックした時の重み、書いた時のなめらかさ…、あたかもその文房具を使っているかのような表現を意識していますね。五感にうったえかける、そんな感じです。写真もすべて自分で撮影し、ペン先を拡大して撮ったり、必ず接写するようにしているんです。“シズル感”“躍動感”を少しでも出したくって」
また、最初の原稿は原稿用紙に万年筆で書き、その後パソコンでテキスト化するという工程も欠かせない。「いきなりパソコンで書くと、文章がどうしても平坦になってしまう。文房具の使い心地などの感情を伝えるには、やっぱり手書きがいいですね。それに、何より万年筆が好きですから」
また、最初の原稿は原稿用紙に万年筆で書き、その後パソコンでテキスト化するという工程も欠かせない。「いきなりパソコンで書くと、文章がどうしても平坦になってしまう。文房具の使い心地などの感情を伝えるには、やっぱり手書きがいいですね。それに、何より万年筆が好きですから」
1冊の本を書くのにも、最初の原稿は必ず手書きをするのが土橋さん流 |
文/山本初美 写真/金田邦男
※本記事の内容は取材時点(2012年1月)の情報です。
※本記事の内容は取材時点(2012年1月)の情報です。
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