普通に大学を卒業し、普通に結婚して、普通に専業主婦になって、普通に二人くらい子供を育てているだろうと思っていた子供時代。どうして今私はここで、一生懸命に働いているんだろうとふと疑問に思うことがあります。

私の「自分以外のもののため」は固有の人に属するのではなく概念で、本質的にずっと望んでいなかったからというのが多分正解だと思います。それにしても、私の理想そのものの人生をしっかりと生きている妹と違って、私は猪突猛進に普通を追い抜いてしまった感があります。

行き当たりばったりすぎて、ラノベの主人公も尻尾をまいて逃げ出すほどに盛りすぎ設定な私。自分でも本当にあった過去のことをただ普通に話しているだけなのに、まるで虚言癖かのようで現実感がなくなってしまうことも多々あります。次の扉をどんどんノックし続けるミスチルの「終わりなき旅」の歌詞を読むと、すごく自分の人生に近いなあとも思います。

一貫性がないように見えるというか、もしかしたら「ない」かもしれない私なのですが、根本としてずっとあるのは「人を幸せにしたい、幸せな人を増やしたいという思い」です。サービス精神というか大きい意味でサービス業、人を喜ばせるようなことが好きなんだと思います。人の役に立ちたい、そうすることで生きている実感を得たいといつも考えています。

多くの人と接することができるWEBの世界で広告を作ることになった今。少しでも読んだ人の役に立てて、知ってよかったと思える内容を発信できるといいなと思います。あとはなんでもすぐに「できない」と答えることや断ることが苦手な性格なので、できることや取れる手段は他にないか、これがベストなのかを考えていますね。最終的に江藤さんと一緒に仕事をしたい、仕事をしてよかったといろんな人に思ってもらえたら嬉しいです。

さすがにもう大人なので、自分の価値を自分で否定するようなことはありません。それでも悩んだときにはいつも、「それは自分以外のだれかの・なにかのためになるのか」を判断基準にしています。そうしてどこかにいる誰かのこと、周りにいるみんなのことを考え続けることが、最終的に私にとっての「自分のために自分らしく生きる」につながっていると思っています。

そしていつかは、憧れのセーラームーンのように、変身したり、誰かのピンチを救ったり、敵と戦ったり、地球を守ったり、誰も想像がつかないような面白いことをたくさんしてみたいですね（笑）集めたセーラームーングッズを手に取りつつ、豊かだと褒められる想像のなかで、憧れの美少女戦士に変身した自分を思い浮かべています。